年間行事

年中行事

【1月10日  万巻心経
年頭祈願のおまつりです。般若心経を100巻お唱えします。午前11時より。お昼は、ご用意いたします。初めなれないうちは読誦するお経が、揃わず乱れることもありますが、何十巻もお唱えしているうちに全員の息がぴったりと合う時がきます。厳かで静謐さを感じる貴重な時間です。



【2月4日  星祭り供養】
星祭とは星供ともいい、本命星(その人の生まれ年に当たる星)、当年属星(生まれ年から数えてその人の年齢に当たる星)、並びに二十八宿を供養して、災厄をさけ福寿増長を祈る修法です。「宿曜経」には「人々の本命星、当年属星の妨げ侵されようとするとき、その人に災いがある。然るに如来の大慈悲心、陀羅尼を説いて之を消除す」とあります。節分の晩から立春にかけて祈願しますので、修法は夜中過ぎになります。立春を迎えた後に、修法祈願したお札をお渡しいたします。



【4月21日  春季弘法大師御影供法要】
【8月21日  夏季弘法大師御影供法要】
春と夏のお大師様のご縁日には、施餓鬼供養と土砂加持法要を行っています。


施餓鬼供養とは:由来は「救抜焔口(えんく)餓鬼陀羅尼経」というお経によるものです。それによれば、お釈迦様の弟子阿難尊者が瞑想している時、焔口(えんく)という口から火を吐く恐ろしい餓鬼が現れ「お前は三日後に死んで餓鬼道に落ちる」と言われました。恐れおののいた尊者は、お釈迦様にどうしたらよいものかと尋ねました。それに答えてお釈迦様は、
「三宝(仏・法・僧)に供養しなさい。また餓鬼道に落ちた者たちに食べ物を供養しなさい。その功徳により餓鬼たちも救われ、お前も救われるであろう」と言われました。

このお経の説話に基づき、施餓鬼棚を作り、三界万霊の位牌を安置し、お供養を行います。
餓鬼に施す功徳により各々先祖代々の霊に回向する、自分のことのみ、自分の家のみばかりではなく、普く広く、十方三界万霊を供養することで功徳を積むお供養です。


土砂加持法要とは
:この法要は、鎌倉時代に京都高山寺の栂尾明恵上人によって広められたもので、「光明真言によって加持した清浄な土砂を亡者や墓へ散ずると極楽浄土へ往生するとする」滅罪生善の法要です。光明真言とは、真言宗で最重要とされる真言です、
  「おん あぼきゃ べいろしゃのう まに はんどまじんばら はらばりたや うん 」 
神福寺では、新仏供養の法要として行っております。