星祭り

星祭りのお勧め

人は、皆その年々の気を稟けて生まれるものであります。その星が吉凶表に書いてあるごとく年々順々に廻って行きますから、善い年と悪い年ができるのであります
星祭りと言うのは年の変わり目である節分にその当り星を祭って、悪い年は悪事災難を逸れるよう善い年は一層善くなるように祈るのであります。
何人もその年の無事幸福を願わぬものはありませぬ、この意味で七難即滅七福即生の祈禱をするのであります。御一族は申すに及ばず御知人の方々へもおすすめ下されてお申し込みなるよう御案内申し上げます。自分及び他人の喜事を共に悦ぶことは新佛の御経であります。

星祭りについて

星祭り ほしまつり 星供 ほしく ともいう
仏教で本命星(その人の生まれ年にあたる星)、当年属星(生まれ年から数えて
その人の年令にあたる星)、並びに二十八宿を供養して災厄をさけ福寿増長を祈る修法。「宿曜経」に人々の本命星、当年属星の妨げ侵されようとするときその人に
災いがあると説かれている。然るに如来の大悲心陀羅尼を説いてこれを消除す。
すなわち壇場を設け、この陀羅尼を至心に念じて本命星、当年属星並びに二十八宿を供養すれば、いっさいの災禍を除くことができると。「熾盛光(しじょうこう)大威徳吉祥陀羅尼(きちじょうだらに)経」と名付く。
 これによって高祖弘法大師「星供次第」をしたためおき、遺弟子これをうつしとどめて後世につたえ、自他の息災を祈る。わが国では古代から元日に朝廷や民間で
広く星供が行われたが、星祭りは、また密教の修法として特に真言宗で正月または節分に尊星供、星供養として行われ、今日に及んでおります。